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  • 執筆者の写真Aloha VIP Photo Tour

ニイハウ島のダイビング。そこで出会ったもの

更新日:2018年5月29日

こんにちは。ハワイ在住"水中" フォトグラファーのマルです。

今回もニイハウ島のダイビングについて、前回の続きを書きます。



はるばるカウアイ島からボートで2時間半かけてたどり着いたニイハウ島。


日帰りボートダイブで1日で3回ダイビングをします。



1st Dive「 Lehua Is.」

興奮のファーストダイブは「Leahua Is.」という場所。


ニイハウ島の北側にある三日月の形をした小島で、もちろん無人島です。




ドボンと潜ったその先は。。。



みてくださいこの透明度。離島に来たなぁって感じです(Photo/Tomohito Ishimaru)
みてくださいこの透明度。離島に来たなぁって感じです(Photo/Tomohito Ishimaru)


水底をうごめくように群れるヨスジフエダイ(Photo/Tomohito Ishimaru)
水底をうごめくように群れるヨスジフエダイ(Photo/Tomohito Ishimaru)

浅場だけの写真になってますが、ここは実はドロップオフになっていて、ボトムは水深50mをゆうに超えます。




根のトップには3mくらいのグレイリーフシャークがぐるぐる。呼吸の荒さからダイバーの興奮度がわかりますね(Photo/Tomohito Ishimaru)
根のトップには3mくらいのグレイリーフシャークがぐるぐる。呼吸の荒さからダイバーの興奮度がわかりますね(Photo/Tomohito Ishimaru)


そして1本目のダイビングの終了間際に出たのがこれ!



水面で遊んでいたハワイアンモンクシール(Photo/Tomohito Ishimaru)
水面で遊んでいたハワイアンモンクシール(Photo/Tomohito Ishimaru)

ハワイのアザラシ、ハワイアンモンクシールです。


最近はワイキキのカイマナビーチで親子が出現して子育てをしているとのことで話題になっていました。


でも基本的にはかなりレアで、僕もまだハワイに来て10回見てないんじゃないかな。


普通のアザラシはビーチにコロニーを作って集団で暮らします。なのでアザラシを見たければ、彼らのコロニーに行けば簡単に見られるわけです。


僕もメキシコのラパスや南オーストラリアのカンガルー島などで、コロニーに行って撮影したことがあります。ビーチから頻繁に泳ぎに出るので水中でも簡単に会えます。


ところが、このハワイアンモンクシールはコロニーを作らずに単独行動を好むのです。


なので決まった生活エリアというものがなく、常に移動しています。そのため他のアザラシと比べると断然会いづらいわけです。


ちなみにモンクシールという名前は 英語の Monk=修道士 からきているそうで、


単独でストイックに生活する修道士のような生態のためこの名前がついたとか。




それでも比較的カウアイ島は多いようで、以前ポイプビーチで寝っ転がっているところを撮ったことがあります。




 陸のハワイアンモンクシール。カウアイ島のポイプビーチで以前撮影したもの (Photo/Tomohito Ishimaru)
陸のハワイアンモンクシール。カウアイ島のポイプビーチで以前撮影したもの (Photo/Tomohito Ishimaru)

実は今回のニイハウダイビングは、このモンクシールを水中で動画で撮影するのが目的で訪れたのです。


オアフではごくたまにハワイカイでダイビング中に見られるのですが、僕はまだ水中でご対面したことがありませんでした。


ニイハウではかなりの高確率で見られるとは聞いていましたが、まさかファーストダイブであっさり見られるとは。。。


ただ残念ながらこのファーストコンタクトは、向こうがこちらに興味を持ってくれなかったようで、さーっといなくなってしまいました。。。




2nd Dive 「Niihau Arch」

2本目はニイハウアーチというダイビングポイントです。




岩に亀裂が入ってます。この近辺を潜ります (Photo/Tomohito Ishimaru)
岩に亀裂が入ってます。この近辺を潜ります (Photo/Tomohito Ishimaru)

地形を楽しむダイビングポイントで、洞窟やスイムスルーがいたるところにあります。




狭い洞窟内を潜るのはそれなりのスキルが必要(Photo/Tomohito Ishimaru)
狭い洞窟内を潜るのはそれなりのスキルが必要(Photo/Tomohito Ishimaru)




光が差し込むときれいです(Photo/Tomohito Ishimaru)
光が差し込むときれいです(Photo/Tomohito Ishimaru)



岩陰に隠れるウミガメ(Photo/Tomohito Ishimaru)
岩陰に隠れるウミガメ(Photo/Tomohito Ishimaru)

このポイントはそれほど深くなく、流れもなくてビギナーでも楽しめる感じです。


しかし今回の最大の目的であるハワイアンモンクシールはここでは現れてくれませんでした。




3rd Dive「 Lehua Is.」

そんなわけで「モンクシールもっと撮りて〜」 オーラを出していたら、スタッフが気を使ってくれたのか、3本目のダイビングもモンクシール狙いで1本目と同じ Lehua Is.になりました。ランチを挟んでのラストダイブ。


その結果!




 (Photo/Tomohito Ishimaru)
(Photo/Tomohito Ishimaru)



(Photo/Tomohito Ishimaru)
(Photo/Tomohito Ishimaru)


最初の個体と同じと思いますが、1.5メートルくらいの比較的大きなモンクシールちゃんが、15分くらい一緒にいてくれました。


もう、ばっちりにらめっこ状態で撮影。目の前30センチくらいでしょうか。


こんな距離で陸上で撮影したら、たちまちレンジャーに注意されるでしょう。


ハワイアンモンクシールはハワイで手厚く保護されており、陸に現れるとすぐにレンジャーが登場し、周囲にこれ以上近づいてはいけないということを示すロープを張ります。


なので陸では近寄ることはできません。


でも水中は近づき放題。もちろん触ったりはしませんが、もう息遣いが聞こえてきそうなほど。というか目の前で「バフ」って鳴くのがかなりの重低音で響きます。


その他いろんなアクションもしてくれて、満足満足。お腹いっぱい撮らせてくれました。


哺乳類って魚と違って好奇心があるので、うまく興味を持ってもらうとかなりいい画を撮れるんですよね。


今回は出会えなかったけど、子供のアザラシは子犬みたいにじゃれついてきたりしますからね。ダイバーのフィン(足ひれ)を噛み噛みしてきたり。


陸だと寝ているだけで愛嬌のかけらもないけれど、水中のアザラシはホントにかわいいです。




しかし、ニイハウダイビングすごいっす!


今回は映像を撮るのが目的だったので、写真をしっかり撮ることができませんでした。


近い将来、今度はじっくり写真を撮りにまた来たいと思ってます。




ちなみに今回撮影した映像は、この秋に日本で発売するハワイの映像ソフト(ブルーレイ&DVD)に収録されます。


そちらの発表も近々できると思うので、お楽しみに!



【Maru's Star RATE】


フォトジェニック度 ★★★★


アザラシやっぱりかわいい度 ★★★★★


レア度 ★★★★★


Photo &Text by TOMOHITO ISHI"MARU" 石丸智仁

※本記事の写真及び文章の転載は一切禁止です




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#アザラシ#ダイビング#ニイハウ島#ハワイアンモンクシール

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