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ダイビングという趣味について

最終更新: 2018年5月20日

こんにちは。ハワイ在住"水中" フォトグラファーのマルです。


ちょっと時間が経ってしまいましたが、1月にホノルルのキヤノンギャラリーで行った写真展「THE DEEP BLUE of Honolulu」には多くの方にご来場いただきました。


本当にありがとうございました。


写真展で展示した写真。これはヘラヤガラという魚のアップです。目が綺麗(Photo/Tomohito Ishimaru)

写真展ではさまざまな感想をいただきました。


「海のブルーってきれいなんですね」


「ウミガメの写真が良かったです」


「こんなダイナミックな海がホノルルにあるとは知りませんでした」


「沈船がすごい迫力でした」


などなど、写真を褒めていただくのはフォトグラファーとしてはもちろんうれしいし、ホノルルのダイビングを認知してもらえたコメントもこの写真展の趣旨としてうれしい限りです。


でももらったコメントの中で、一番うれしく感じたのはシンプルに


「ダイビングをやってみたくなりました」。


これです。


僕は大学卒業後、ダイビング雑誌のカメラマンをしていたので僕自身はダイビングを趣味として捉えたことはないのですが、でも客観的にみてダイビングという趣味は素晴らしいと思っています。


ではどう素晴らしいのか??


今回の写真展をきっかけにたまに聞かれるようになったので、自分の頭を整理する意味でも書いてみます。


ダイビングの捉え方は人それぞれなので、ダイバーの方には異論反論あるかもですが、あくまで僕の個人的見解です。


ダイビングはハイキングである


ダイビングをしているというと「すごいですねー」ってよく言われます。


確かにやったことない人から見ると、でっかいタンクを背負っている装備の大袈裟感、ライセンスがいるらしいという敷居の高さ感からそんな言葉が出てくるのでしょう。


もちろんダイビングはライセンスが必要(Cカードと言います)ですが、3日もあれば取れてしまいます。学科は普通に学校出ている人なら間違いなく理解できるものだし、また海洋実習も体力テストとかはなく手順を習うだけなんで難しいことは何もない。一般的な体力があれば誰でもパスできます。


そして装備は確かに大袈裟。でも水中で呼吸をしなきゃですからね、ある程度は仕方ない(笑) タンクは陸で背負うと重いけど、水中だと浮力があるので重さはほとんど感じません。何でもそうですが慣れればなんてことはありません。


で、これをご理解の上で見出しの言葉についてですが、ダイビングってスポーツじゃないんです。


水中で息がきれるような激しい運動はしません。他の誰かと競うものではないし、タイムを縮めたり、記録を伸ばしたりとかそういう要素もない。


ゆっくり水中を散歩するのがダイビングなんです。僕の中ではダイビングは水中のハイキングのイメージ。水に漂いながら、水中風景を楽しみ、海の生き物を観察する。時に写真を撮るのも楽しい。


そして注意深く観察すれば、海にも四季があることがわかる。


陸のように風の匂いは感じられないけれど、水面から差し込む光の美しさに息を飲む。


五感をフルに使う、水中のハイキング。それがダイビングです。



ゆっくり海を散歩するのがダイビング(Photo/Tomohito Ishimaru)

ハイキングだから老若男女みんなで楽しめる


ダイビングは健康な人であれば、男も女も老いも若きも楽しめます。


もちろん海によっては流れが強かったり、楽しむ場所が深すぎたり、技量を持ったダイバーしか行けない場所もあります。


でも冬山登山やモンブランなどの名峰に誰もが行けないというのと同じで、海にも特殊でハイレベルな場所もあるし、もちろん誰もが楽しめる場所もある。だからそれぞれが自分の技量に合わせた海で、それぞれのペースで楽しめばいいのです。


そして誰もが楽しめるような海こそが、ダイビング的に面白い場所だったりします。


だから体力差のあるカップルはもちろん一緒に楽しめるし、親子、最近では三世代でという人もいます。定年を過ぎてからダイビングを始めたというダイバーは多いし、おじいちゃんおばあちゃんも元気で潜ってます。


実際日本のダイビング業界の現状はいわゆる「団塊の世代」が支えている感があります。お金もあって時間もあって体力もあるからなんですけど、とにかくアクティブなシニアダイバーは多いんです。



水中に差し込む光の美しさ。水中ならどこにでもあるものだけど、でもダイバーにしか楽しめない絶景(Photo/Tomohito Ishimaru)

この世で一番の「非日常」


ストレス解消の手段として、手っ取り早いのは自分が普段置かれている状況から離脱することです。生活や仕事から頭を切り離すスイッチとして、非日常の世界に身を置く。


例えば普段しないことをしてみたり、行ったことのない場所に行ってみたり。旅行などはその最たるものですね。


でもこの世で一番の非日常はどこにあるでしょう?


それは水中です。だって本来そこは人間が生きてはいけない世界ですから。そこに足を踏み入れるのがダイビング。水面の下に身をおけば、完全に日常のことから切り離されますよ。これは間違いない。


それにダイビングをしに行くというのは、それはすなわち旅なわけです。海に行き、潮風にあたり、美味しい海の幸もそこにはいろいろあるでしょう。


非日常の極みである水中世界だからこそ、日常に疲れを癒してくれます。



観光潜水艦でも水中は覗けるけど、自らを水中に置くダイビングこそが非日常の世界(Photo/Tomohito Ishimaru)

海ならではの出会い


ダイビングをしていて一番興奮する瞬間は、いわゆる”大物”と水中で出会った時でしょう。ハワイだったら、ウミガメ、イルカ、マンタ、クジラ、ジンベエザメとかでしょうか。


単純に大きな生き物との出会いは興奮します。陸でこんな大きな動物にはち会うにはアフリカにでもいかなくちゃですしね。そして檻も何もないですからね、海には。


これら大物が目の前に現れた時の衝撃は言葉では言い尽くせないし、実際に体験してみないとわからないでしょう。


こんなデカイ生き物に陸で出会ったらまじビビる(Photo/Tomohito Ishimaru)


陸でも海ならではの出会い


ダイビングって極めて個人的なものだと思えますが、実はダイバー同士知り合いになる要素が非常に強いんです。


主としてそれは、ボート上です。ダイビングはビーチで岸から入っていくパターンと、ボートでダイビングポイントまで移動して楽しむパターンがあります。


ボートはそのときのゲストで乗合になります。1日ともに行動することになりますが、海に入っている時間は実際にはそのうち1時間半から2時間。あとは当然陸(ボート)にいます。準備はもちろん、ダイビングとダイビングの間には水面休息時間という時間が必要だからです。


なのでその時間に他のダイバーと話す時間が結構あります。


ここの海は何回めなのか? 今までどこに潜ったのか? どんな生物が好きか? 水中写真の撮り方は? などなど、同じ海を趣味としているので話題には事欠きません。


そして海を前にするとそれぞれの社会的背景は全く関係ありません。社長だろうが、政治家だろうが、サラリーマンだろうが、ニートだろうが(ニートはダイビングしないか)関係ありません。フラットな関係から始まるんですね。


だからダイビングをしていると、普段自分とは関わりのない世界の人と知り合いになれる機会があります。自分もボート上であたふたするおじさんダイバーが、とある有名企業の創業者と聞いてびっくりした経験があります。


陸での予期せぬ出会い。これもダイビングのだいご味と考えます。




男女の出会いだってもちろん期待しちゃっていいと思います(Photo/Tomohito Ishimaru)


一度も潜らない人生はもったいない


そんなわけで、ダイビングはぜひ一度は体験してほしいですね。ライセンスを取るのが敷居が高いというのであれば、体験ダイビングもあります。


地球の3分の2が海なわけで、それを全く知らないでいるのはもったいない。トライしてみて、合わないなと思えば続けなければ良い話。


ぜひまだダイビングをしたことないという人は、今年の夏、トライしてみてください。


そしてホノルル在住の方は以前書いたこちらの記事をぜひ読んでください。


ホノルル在住者がダイビングをするべき5つの理由


ホノルルは稀に見るダイビング天国ですよ。



小さな魚もかわいいよ(Photo/Tomohito Ishimaru)


【Maru's Star RATE】


フォトジェニック度 ★★★★★


ストレス解消度 ★★★★★


今年になってから潜りに行けてなくて、それはそれで結局ストレスじゃん(笑)度 ★★★★★



Photo & Text by TOMOHITO ISHI"MARU" 石丸智仁


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